FX ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

相場は値動きがすべて! テクニカル分析で相場と仲良くなろう(*^^)v

ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

ポンド急落!テクニカルはファンダよりも早くサインを出していた!!

メイ首相が、ブレグジッド法案の採決延期を発表し、ポンドが急落しました。

何で急落するの?・・・というファンダ的な解説は僕にはできないので、やっぱりテクニカル分析で値動きを追っていきます(^^ゞ

いや、別にファンダを否定する訳ではないんですよ。一応、僕もその時に重要なニュースくらいは頭に入れています。ブレグジッドについても、相場をやる以上、最低限のことは意識するようにしています。

12月11日が英議会で採決の予定だったということを知らないでは、相場で勝ち組になるのは難しいと思うんですね。

ただ、1つのニュースに対して相場がどう動くかは予想できないものであり、ギャンブルのようなポジション取りはできないため、トレードはテクニカルで行うようにしているんです。

 

・・・ということで、まずはポンドドルの日足チャートを見てみます。

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GBPUSDの日足

ポンドドルについては、12/4の記事でも書いたのですが、8/15の1.26609と9/20の1.32973の間でレンジとなっていました。それが、12/4の1.26581で下方向にブレイクして、さらに下げていく可能性が高まりました。

ぼくもこのレベルに逆指値の売り注文を出していましたので、ショートポジションができました。

その後、価格は上昇していたのですが、昨日の急落でふたたび1.26609を大きく割ってきており、新たなレンジ形成に向けて下落中ということになります。

そうなんです。ファンダメンタルズでは、昨日の採決延期でポンド売りとなったのですが、テクニカル分析では、12/4の時点でレンジブレイクして、ショートポジションが作れているのです!!

これが、ダウ理論の「株価(価格)はすべての事象を織り込んでいる」ということでしょうか。あらためて、テクニカル分析のすごさに驚かされているところです。

さて、昨日の大きな陰線で、3本のDMA(黒色は21SMA)が順番に並んで下向きになりました。ローソク足もすべての移動平均線の下に出てきました。では、ここから売っていくことはできるのか、ということですが、昨日の安値ブレイクで売るのはありかなと思っています。昨日のポンドドルは、高値が1.27601、安値が1.25063となっています。何度も紹介している田向宏行さんの本で書かれているのですが、高値、安値は売り買いが拮抗するポイントです。高値の上には強い売りの力があるので、高値を付けて下げてきたということですし、安値の下には強い買いの力があるので、安値を付けて下げ止まりました。この高値、安値のブレイクは、買いと売りのバランスが崩れたことを意味するので、値動きを考える時には重要なポイントになります。日足全体として下方向に価格が動いている中で、昨日の安値をブレイクして下げていけば、さらに売りたい人が多いということになるので、売りエントリーしてもいいのではないかなと思います。

昨日の安値割れでショートエントリーした場合のStopは、昨日の高値の少し上(1.27650辺り)や12/4高値の少し上(1.2840辺り)になるかなと思いますので、資金管理を考えながら設定することをおススメします。

長くなりましたが、次に週足も見てみます。

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GBPUSDの週足

週足でも、先週(12/4)にそれまでのレンジ下限1.26609をブレイクしました。この時はわずかに更新しただけでしたが、昨日の急落でこのレベルをクリアに割り込んできています。週足でみると、このところ陰線が連続して続いており、売りの力が強いことを示しています。

先週の陰線(下ヒゲ)でエントリーを迷った人も、今週はクリアに割り込んできたので、エントリーを考えるのではないでしょうか。その際のStopは、週足ベースでは直近高値である11/7の1.31747の少し上になります。週足で遠いレンジ上限となるので、ポジション量に気を付けるか、日足も見ながら決めていくといいかと思います。

いずれにしても、ポンドドルは、日足だけでなく、週足レベルでも重要な節目のラインを割り込んだので、このあとさらに下落する可能性が出てきました。

 

EURGBPもテクニカルで大正解!!

昨日の記事で書いたばかりだったのですが、EURGBPもポンドの急落により急伸しました。

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EURGBPの日足

日足では、ずっとレンジの下方ブレイクが続いていたのですが、先週これを上にブレイクして転換点となりました。そして、先週金曜日の高値更新でロングエントリーをしたのですが、その後にポンド急落となっています。

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EURGBPの週足

週足でも、先週の陽線でレンジ(ピンク色線)の上限をブレイク。昨日は大きなレンジ(オレンジ色線)の上限付近まで上昇して、いったん上昇が止まって上ヒゲとなっています。今後、このレンジ上限をさらに超えていけるかに注目です。レンジ上限の8/28(0.90980)を超えていった場合、次の節目は2017年8月の高値0.93060になり、大きな上昇になる可能性があるので、このレンジブレイクではしっかりポジションをもっておきたいところですね。

 

今週はブレグジッドがどうなるのか、目が離せない状況が続きますが、トレードはしっかり、テクニカル分析でやっていきたいと思います。

 

<現在の保有ポジション>

EURUSDのショート、GBPUSDのショート、EURGBPのロング

 

<現在の逆指値注文>

AUDUSDのショート(0.71600)、USDCHFのショート(0.98510)

GBPUSDのショート(1.25050)、EURGBPのロング(0.91000)