FX ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

相場は値動きがすべて! テクニカル分析で相場と仲良くなろう(*^^)v

ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

英議会採決終了。今後のポンド展望。

今朝未明、英議会でEUと合意したメイ首相のブレグジット案の採決が行われました。

賛成202票、反対432票

と圧倒的大差で否決されてしまいました。

否決は既定路線ではありましたが、200票以上の大差になったのは少し驚きました。

まあ、今までも言ってきている通り、ファンダメンタルズの予想なんて、当たってもまぐれでしかないわけで、事実を事実として受け止めていけばいいだけなんですよね。

さて、僕たちトレーダーは、ブレグジットの行方ではなくて、相場から収益を上げることを第一に考えなければいけません。

この結果を受けて、今後のポンドをどうトレードしていけばいいのか、検証していきます。

 

やっぱりファンダは当たらない!!

採決前には、僕もいろいろと情報収集はしていました。

ファンダでトレードする気はなくても、世の中で何が起こっているのかは知っておきたいですからね。

情報収集に大活躍したのは、個人のブログ、そしてTwitterです。

以前の記事でも紹介しましたが、僕がファンダメンタルズの情報を仕入れるために日ごろから利用しているブログは、松崎美子さんの「ロンドンFX」と、ゆきママさんの「普通の主婦ゆきママがFXと株をシストレで攻略するブログ」です。

松崎さんは、ヨーロッパ情勢には特に詳しく、ゆきママさんは、素人にも分かりやすくいろいろな社会事象をまとめてくださいます。(人''▽`)ありがとう☆

londonfx.blog102.fc2.com

yukimama.net

 

また、Twitterは現代の情報収集ツールとして、なくてはならないものですね。

FXに限らず、いろいろな情報を集めるために使っています。

そのTwitterで昨日流れていたツイートの1つがこちら。

 えっと、今回の票差は200票以上だから、ポンド暴落シナリオか・・・って、思いっきり外しとるやないかーい(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

やっぱり、思惑通りにはいかないんですよね。

いや、まだ採決から数時間しか経っていないので、今日の欧州時間から大きく動意づく展開もあるのかもしれませんが、今のところは(初動こそ下げましたが)ポンドは買い戻されています。

また、ロイターには次の記事が上がっていました。

jp.reuters.com

なんか、この記事だけ読むと、合意なき離脱まで秒読みみたいな風にもとれるんですが、それでもポンドは落ちていません。

事前の想定シナリオ通りなら、暴落していてもおかしくないような気がするんですが。

やっぱり、事前予測でポジションを取るなんてのは、丁半博打以外の何物でもなく、トレードはチャート分析で行っていくべきだなぁ、と痛感しています。

 

ポンドドル暴落あるか?チャートでは三役好転間近!

ビッグイベント時でも、やることはいつもと変わらず、高値、安値の確認と、レンジブレイクでエントリーするための準備(逆指値注文)です。

まずポンドドルの日足チャートを見てみましょう。

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GBPUSDの日足

ポンドドルの日足は、1/11にそれまでのレンジ(ピンク色)を上抜け転換しました。

現在は1/3の安値1.24255と1.14の高値1.29302でのレンジ内の値動きです。

ローソク足は3本のDMAの上側にあり、DMAは短期線から長期線まで順番に並んで、すべて上向きになっています。

ディナポリMACDはシグナルを超えてプラス。ストキャスティクスは天井付近でデッドクロスして少し下げそうですが、まだ80を超えています。

ディナポリではありませんが、RCIを見ると、短期線、中期線は天井に張り付き、長期線は上昇しそうな形になってきています。

さらに、現在は一目均衡表の雲の中で推移しており、先行スパンBが今日は1.28817、明日は1.28680と下げてくるので、雲を上抜ける可能性が高く、三役好転となりそうな状況です。

日足チャートでは、(一旦押し目をつけるかもしれませんが)上昇局面であることが示されています。

ダウ理論より、日足でのエントリーポイントを考えると、次のようになります。

・レンジ上限(1.29302)上抜けでロングエントリー<可能性大>

・レンジ下限(1.14255)下抜けでショートエントリー<暴落した場合>

大事なことは、チャートでは上昇の可能性が高いとはいえ、自分で勝手に方向を決めるのではなく、どちらに動いても、値動きについていけるように準備をしておくことです。ちゃんと下方向の可能性も考えておきましょうね (・∀・)ウン!!

次に週足です。

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GBPUSDの週足

週足では、1/3にそれまでのレンジ(緑色)を下抜け1.24255まで下落しました。

現在は3本のDMAの中まで値を戻し、方向感がなくなっています。

レンジの下方ブレイクが続いていますが、新たなレンジの安値が1.24255と、これまでのレンジ下限1.24768を少ししか更新できなかったので、下降トレンドの終盤である可能性も考える必要があります。

ディナポリMACDはシグナルを超えていますがマイナス。ストキャスティクスは上昇しており、方向感がはっきりしません。

よって、週足では売り手、買い手の勢力が拮抗しており、方向性に迷いが出ていると考えられます。

週足でのエントリーポイントは次のようになります。

・前回のレンジ上限(1.31747)上抜けでロングエントリー

・レンジ下限(1.24255)下抜けでショートエントリー

 

実際のエントリーポイントは、日足と週足を総合的に見て判断しますが、僕が週足でもう一つ気になるポイントは25×5DMAです。

現在は1/3の安値から戻して上昇している局面ですが、21SMAを超えて一旦上ヒゲを出しました。この上には25×5DMAが上値を抑えており、ここを上抜けると、(まだレンジ内ですが)ディナポリでは3本のDMAの上側となり、上昇を示します。

したがって、慎重にいくなら週足レンジの上抜けでエントリーですが、僕は25×5DMAを上抜いた段階でロングしていこうと考えています(これでも、日足のレンジ上抜けに加えて、週足25×5DMA上抜けというフィルターを通したことになり、慎重なエントリーではあります)。

以上をまとめます。

 

・日足のレンジ上抜け+週足の25×5DMA上抜けでロングエントリー(1.2970レベル)

・日足、週足のレンジ下抜けでショートエントリー(1.2420レベル)

 

はい。ポンドが今後どちらに動くかは分からないので、どちらに動いたとしても、その流れに乗っかっていけるように、チャートからエントリーポイントを探りました。

 

さて、今後のブレグジットがどのように展開していくか、楽しみですね!

 

<現在のポジション>

USDJPYのショート

EURUSDのロング

USDCHFのショート

 

<現在の逆指値注文(エントリー用)>

GBPUSDのロング(1.29700)、GBPUSDのショート(1.24200)

AUDUSDのロング(0.73945)、AUDUSDのショート(0.67950)