ユーロポンドの三役逆転
しばらくトレードしていなかったユーロポンドですが、トレンドが出そうになってきました。
現在の状況を整理しておこうと思います。
ブルトラップから下落トレンド入り?
ユーロポンドの日足チャートです。
ユーロポンドは11/13の安値0.86560から2度のレンジブレイクを経て上昇し、1/3の高値0.91069で昨年8月の高値0.90980を上抜けました。
しかし、この日は長い上ヒゲとなり、高値を伸ばせません。結局1/11にレンジ下限を下抜け、ここが転換点となって下落しています。
つまり、1/3の高値がブルトラップとなった形です。
ディナポリのMACDはマイナス圏に入り、ストキャスティクスも下落して、下落を示しています。
RCIは短期線、中期線が下向き、長期線も天井圏から下げ始めています。
また、チャートには一目均衡表の雲を表示していますが、今日の下落で雲も下抜け、(基準線、転換線、遅行スパンは表示していませんが)一目均衡表では三役逆転となって、これも下落のサインです。
テクニカルでは、ダウ理論や多くのインディケータが下落を示す形となってきました。
これより下は、チャートに黒線で示した0.88105や0.87727がサポートとして意識されそうですが、現段階では大きな流れは下向きになったと判断できます。
以上のことから、雲下抜けを確認した0.88491でショートエントリーしました。
Stopは、ダウ理論のセオリー通りなら、レンジ上限の0.90612の上ですが、少し遠いので、1/15に長い上ヒゲを出した高値の0.89845の上に置きました。
週足での環境チェックも大切です。
僕は日足メインでトレードしていますが、上位足の週足もチェックしています。
「木を見て森を見ず」にならないよう、週足で広い視野をもつことを心掛けています。
ユーロポンドの週足は、11/13の安値0.86560と1/3の高値0.91069とのレンジ内での値動きです。現在はこのレンジのほぼ真ん中で移動平均線と絡む動きをしており、方向感が出ていません。
MACDは僅かにプラスですがシグナルを割り込んでおり、ストキャスティクスは下げています。
インディケータからも方向感がはっきりしません。
しかし、本日は長い陰線となっており、今のレベルで終値をつければ週足も3本のDMAの下に出てきます。
また、現在は一目均衡表の雲の中での値動きですが、雲の下限が0.88106にあり、ここを下抜ければ、MACDもマイナス圏に入ることになりそうで、複数のインディケータで下落のサインが揃ってきそうです。
この雲の下限は先程の日足で意識されるサポートライン0.88105と重なるので、ユーロポンドは0.8810レベルでサポートされるか、ここを下抜けてさらに下落するかに注目です。
利確目標について
ダウ理論での利益確定は、トレンドが転換したときです。
レンジが同方向にブレイクするたびにStopの逆指値注文をずらしていき、レンジを逆方向にブレイク(転換)した時点で決済することになります。
このとき、損失になってしまえば損切り、利益が出ていれば利確となります。
つまり、ダウ理論では利確と損切りは結果的な捉え方の違いだけで、決済ポイントは1つだけになります。
基本的にはこの考えで決済を行っていますが、今回は利確目標を設定したいと思いました。
週足チャートを見ると、10/10の安値0.87228から下は、サポートとなりそうな抵抗帯が多くあります。
さすがにここを一気に抜いていくのは難しそうなので、0.8700レベルに達した時点でポジションを手仕舞いしようと考えました。
ダウ理論の決済方法では、最後はレンジを反対方向にブレイクすることになるので、どうしても少し戻ったところでの利確になってしまうんですよね。
弱点というわけではないですが、今回のように強い抵抗帯がありそうな場合は、その価格帯に差し掛かった時点で決済するのもありだと思うんです。
まあ、このへんは個人の考え方にもよるのかもしれないですが。
それにしても、今日は自分のポジションと逆行する値動きで、精神的にもあまりパッとしていません( ノД`)シクシク…
ポンド、ユーロはブレグジット関連のヘッドラインで振らされることが多くなると思うので、Stopにかかっても精神が崩壊しない程度のポジション量でトレードすることが大切ですね。
17日早朝4時からは、内閣不信任決議になります。
どうなることやら・・・。
<現在のポジション>
USDJPYのショート
EURUSDのロング
EURGBPのショート
USDCHFのショート
<現在の逆指値注文(エントリー用)>
GBPUSDのロング(1.29700)、GBOUSDのショート(1.24200)
AUDUSDのロング(0.73945)、AUDUSDのショート(0.67950)