ユーロドルのダブルレポ
今日は、動画でお話したものと同じ内容になります。
ダブルレポ?
聞きなれない用語だけど・・・。
ディナポリのチャートパターンの一つになります。
シングルペネトレーションについては以前に書いた記事があるんだけど、ダブルレポはまだ書いたことがなかったので、近々書いてみようかな。
ぜひお願いしまーす!
ユーロドルはダブルレポ完成か!?トレンド転換の可能性あり!!
ユーロドルの日足は、チャートのオレンジ色線のレンジ内の値動きが続いています。
レンジ上限ブレイクは一旦失敗した形になっているね。
レンジブレイクに失敗して、ダブルトップの形になって下げてきました。
ダブルレポって、ダブルトップのことなの?
正確に言うと、ダブルトップ(ダブルボトム)の中でディナポリの定義した要件を満たすものになるよ。
なるほど。
その要件とは?
ダブルレポの要件は、
①3×3DMAに沿った上昇(スラスト)が8本以上(できれば15本以上)
②1回目に3×3DMAを割り込んでから2回目に3×3DMAを割り込むまでのローソク足が10本以内
③2つの高値が同じレベルにある
となっているよ。
何か難しいね。
順番に見ていくと、スラスト(チャートの矢印の部分)は16本となっていて、①の要件を満たしています。
16本だから、できれば15本以上という要件も満たしていて完璧だね。
次に②についてだけど、チャートの黒丸の部分が3×3DMAを割り込んだ部分だね。
1回目から2回目までの本数を数えるとちょうど10本になっています。
これも10本以内という要件を満たしているね。
最後の③については、1回目の高値が1.11792で、2回目の高値が1.11754だから、わずか3.8pipsしか離れていないんだよね。
ほぼ同じレベルと言っていいね。
したがって、今回のユーロドルの日足は、単なるダブルトップではなくて、ディナポリのダブルレポの要件を満たすものと考えることができるよ。
ただ、今日の日足はまだ確定していないので、終値が3×3DMAの下側で終わった場合ということになります。
チャートに引いてあるピンク色の線は何?
フィボナッチエクスパンションだよ。
ダブルレポの目標値を探るために引いてあるんだ。1回目の高値、押し安値(ネックライン)、2回目の高値の3点を指定すると、チャートのようなラインが引かれて、それぞれが下値の目標を示すことになっているんだ。
第一目標、第二目標、第三目標みたいな感じ?
そうそう。
ディナポリではcop,op,xopなんて呼んだりするんだけど、あまり気にせず、使い方を知っておけば問題ないと思うよ。
第三目標まで下げたらレンジの下限付近まで下がることになるね。
ダブルレポは滅多に出現しないチャートパターンだから、出現した時は大きく値動きが反転するサインになるんだよね。
これまではレンジの上限ブレイクに注目していたけど、今回のダブルレポが完成すれば、レンジ下限付近までの大きな調整下落、さらにレンジ下限をブレイクして下降トレンドに転換するところまでも考えておく必要があると思うよ。
なるほど。
ダウ理論ではまだ上昇トレンドだけど、それが転換する可能性も出てきたっていうことかな?
そうだね。
相場の値動きはどちらにいくか予想できないから、どんな値動きになっても対応できるように、様々な可能性を考えておく必要はあると思うよ。
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