週末なのでゆっくりチャートチェック。雇用統計明けの戦略は?
怒涛の一週間、お疲れさまでした。
2019年は、いきなりのフラッシュクラッシュから始まり、米雇用統計ではものすごく良い数字が出て、日経平均が20,000円を回復。・・・とあわただしい一週間でした。
最近は週末に予定が入っていることが多く、ゆっくりとチャートを振り返れないことが続いていたのですが、久しぶりにゆっくりした週末を過ごしているので、しっかりブログにも書いていこうと思います。
昨日、当面の戦略という記事を書いたのですが、雇用統計を終えて若干様子が変わった通貨ペアもありますので、もう一度書いていきます。
- ドル円は広いレンジに。しばらくは様子見で。
- ユーロドルはずーっとレンジ。レンジブレイクに逆指値。
- ポンドはトラップ!?注意すべし!!
- AUDUSDは日足で転換。週足に注目!!
- ドルスイスは下落トレンド継続中!!売り増しもアリ!!
- トレード戦略まとめ
ドル円は広いレンジに。しばらくは様子見で。
フラッシュクラッシュで104円台まで下落したドル円ですが、その後は108円台まで戻しています。といっても、以前目線は下向きだと思うのですが、さすがにしばらくは調整するのではないでしょうか?日足で現在のレンジを見てみると、111.407-104.837の広いレンジとなっており、108円台はちょうどレンジの真ん中あたりです。
ここから動意づくにはレンジをブレイクしていかなければならず、それまではコアショートをキープしつつ、様子見していくしかないのかな。と思います。レンジ相場でトレードしても、僕はいい結果をあげられた試しがないので(^^ゞ
相場の方向性がはっきりしてから、おこぼれをもらいにいこうと思います。
オシレーターを見ると、ディナポリのMACDは大きくマイナスになっており、売りを示していますが、ストキャスティクスは底から上昇し始めていて、一旦戻りをつけにいくのかもしれません。ディナポリではMACDをより信頼するので、まだまだ売り目線ですが、ここからのショートエントリーは、少なくともストキャスティクスが下向きになってからじゃないとできないです。
また、今回の安値104.837ですが、週足で広い範囲を見てみると、去年の3月の安値104.637が意識されたことが分かります。
このサポートを割らない限りは、下落が勢いづくことはなさそうなので、それまではポジションを増やさずにガマンします。
一応、104.637の下にショートの逆指値注文は出しておきます。だいぶ遠いですけどね。
ちなみに、一応上方向も見ておくと、ずっと114円台で上値を抑えられており、2017年11月の114.732を上抜いていかないと、これ以上の上昇は見込めません。とりあえずチャートにはずっとラインを引いておきます。
ユーロドルはずーっとレンジ。レンジブレイクに逆指値。
ユーロドルは相変わらずレンジ相場です。
今週も、1/2に1.14966の高値を付けにいきましたが、1.15台には乗せられずに下落しました。結局、チャートに水色線で示したレンジ(1.14993-1.12148)を抜けない限りは方向性が定まらないですね。
ということで、以前と変わらず、レンジ上限の上と下限の下に逆指値注文を置いたまま様子見です。
次に週足も見ておきます。
今週のローソク足は、先週の高値も安値も更新して、やはり方向感がなくなっています。短期的には、今週の高値、安値のどちらを更新していくかで、次の方向が決まります。
また、ディナポリのMACDはずっとマイナス圏にあるので、売りを示していますが、ストキャスティクスは上昇しており、戻りの局面であることが分かります。
ディナポリではありませんが、僕がよく見るインディケータとしてRCIも表示してあります。RCIは、長期線と中期線が底に張り付き、短期線だけが上昇しており、このあと短期線が下落に転じると戻り売りのチャンスになるので、早めのエントリーを狙うならば、こちらも意識しておくといいと思います。
ポンドはトラップ!?注意すべし!!
ポンドは、少し注意が必要なチャートの形になってきました。
あ、もちろんブレグジットの行方もあるので、積極的に手を出せる状況ではないんですが、あくまでもチャート分析上での話です。
まずはポンドドルの日足です。
12/10に長く続いたレンジをブレイクしてから、レンジの下方ブレイクが続いてきたのですが、1/3のレンジブレイクで新たな安値1.24255を付けたあと急騰し、現在は1.27台まで戻っています。今回のレンジ(ピンク色)が、前回のレンジ(緑色)と比べて、あまり安値を更新できておらず、高値もほとんど下げていません。これは、トレンドの終盤によく見られることで、仮にこの後レンジ上限をブレイクしていくと、ベアトラップとなって大きく上昇する可能性が出てきます。
チャート上はレンジの下方ブレイクで下落トレンドが続いていますが、売り一辺倒で考えていると痛い目を見るかもしれないので、注意しておきたいです。
あとは、1/7からイギリス議会が再開し、合意なき離脱の可能性が高まればその都度下げていくと思うので、レンジ下限の下にだけ逆指値の売り注文を置いておきます。
次にEURGBPの日足です。
EURGBPもブルトラップになる可能性が出てきました。
1/3にそれまでのレンジ(ピンク色)の上限と、去年8月の高値0.90980を上抜けた後急落。レンジ下限(0.89275)近くまで下げてきました。レンジを下抜ければ転換点となって、上昇トレンドは終了です。
GBPUSD、EURGBPの両方でトラップになる可能性が出てきており、ポンドは慎重にならざるを得ません。
AUDUSDは日足で転換。週足に注目!!
昨日の記事で、月足のレンジを下方向にブレイクしたので売り!!と書きました。
そして、その日に一気に上昇(+o+)
日足では、これまでのレンジ(0.70766-0.67991)を上抜けて21SMA付近まで上昇しました。日足では転換点を迎えたことになります。
それでも、ローソク足はディナポリの3本のDMAの中に入っているし、MACDはマイナス、ストキャスティクスは上昇・・・とインディケータでも方向感がなくなっており、買っていく状況ではありません。
日足で転換となったので、週足を見てみます。
週足では、長い下ヒゲを出して今週を終えていますが、レンジのど真ん中にあります。
ディナポリでは3本のDMAの下側にあり、MACDはシグナルをこえてマイナスでまだまだ売りを示しています。ストキャスティクスはゴールデンクロスしそうな形となっており、一旦戻りを試す場面かもしれません。
AUDUSDは、日足では転換しましたが、月足のレンジを下抜けたこと、週足ではまだ転換していないことから、引き続き売り方向で考えていきます。
昨日の上昇で、いったんノーポジになっていますので、0.67991の下に逆指値の売り注文を仕掛けておきます。
ドルスイスは下落トレンド継続中!!売り増しもアリ!!
ドルスイスの日足です。
11/13の1.01272を高値に、レンジの下方ブレイクが続いています。ただ、値動きが荒く、割と大きな陽線と陰線が交互に出たり、マイナススワップが発生することから、なかなか精神的に安定しない状況が続いています(^^ゞ
僕は、週足のレンジと日足の雲を同時に下抜けた12/28にショート参戦しました。
チャート的には僕がチェックしている通貨ペアの中で一番きれいな下降トレンドとなっており、今のレンジ上限(0.99619)を上抜けるまではショートキープでいこうと思います。また、レンジ下限(0.97904)の下に逆指値の売り注文を置いて、売り増しも狙っていきます。
トレード戦略まとめ
ユーロドル・・・レンジ上限の上(1.15200)と下限の下(1.12100)に逆指値注文。
ポンドドル・・・レンジ下限の下(1.24200)に逆指値の売り注文。(ロットは少なく)
AUDUSD・・・0.67991の下に逆指値の売り注文。
ドルスイス・・・ショート継続。レンジ下限の下(0.97870)に逆指値の売り注文