FX ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

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ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

【今週のトレード戦略2/11~2/15】引き続き豪ドルに注目!!ユーロドルはサポート割れなるか?

こんばんは。

今日はいとこの結婚式に出席してきました。

式場が遠方だったので一日仕事になりましたが、幸せを分けてもらい、心が温かくなりました。

それでは今週のトレード戦略、遅くなりましたがまとめていきます。

 

 

ユーロドルはサポートラインに注目!!1.12割れで本格下落開始!

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左:EURUSDの週足 右:EURUSDの日足

ユーロドルは、ずっとレンジの動きが続いていますが、細かく見ると変化の兆が見えてきます。

まず週足を見ると、1/10にそれまでのレンジ上限だった昨年11/7の高値1.14993を上抜けて、上昇トレンドに転換しまいした。

ところが1/24に、今度はレンジ下限の1/3安値1.13093を下抜け、再び転換。

1/10の上昇がブルトラップとなった形になっています。

とはいっても、週足はずっと3本のDMAの中で推移し、方向感がありません。

先週の陰線で、わずかながら3本のDMAの下に出てきましたが、すぐ下にはレンジ下限である1/24の安値1.12892があり、その下には11/13の安値1.12148が強いサポートとして機能しそうです。

ここを下抜けていけば、強い下降トレンド形成につながりそうで、今後は1.12台の値動きに注目です。

ユーロドル日足は、1/31の高値1.15139と1/24の安値1.12892のレンジ内にあります。

先週は5日連続で陰線となり、3本のDMAの下側に出てきました。

また、DMAは3本が順番に並んで、すべて下向きになっています。

MACDはシグナルを割ってマイナスになり、ストキャスティクスは大きく下げています。

RCIも短期から長期まで3本ともすべて下向きで、複数のインディケータで下がることが示されています。

ダウ理論では、レンジ下限である1.12892を割ると、売り手の力が買い手に勝ってさらなる下落につながりそうですが、昨年11/13の安値1.12148がサポートするので、1.12台前半の値動きにも注目です。

ユーロドルは週足、日足ともに、1.12892と1.12148レベルが注目点となります。

 

ポンドドルは調整終了?それとも下降トレンドに転換するか?

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GBPUSDの日足

ポンドドルの日足は、1/25の高値1.32170と1/21の安値1.28295の中にあります。

2/8の日足が、2/7の高値と安値のどちらも更新していないので、短期的には、2/7の高値1.29957と安値1.28537のどちらを抜けていくかで、今後の方向が決まりそうです。

現在はレンジ下限に近付いていますが、レンジ下限と25×5DMAにサポートされる形となっているので、調整を終えて再びレンジ上限の1.32台へ向かうのか、レンジ下限を下抜けて、下降トレンドに転換するのかに注目です。

今日は、同じポンドドルの日足で、違う見方もしてみます。

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GBPUSDの日足(シングルペネトレーション)

ディナポリテクニカル分析の1つである「シングルペネトレーション」に注目しました。

シングルペネトレーションの詳細はここでは避けますが、フィボナッチリトレースメントを使って、トレンド相場の押し目買い、戻り売りを狙うテクニカル分析になります。

ポンドドルの日足は1/3の安値1.24255から1/25の高値1.32170まで上昇が続き、終値で3×3DMAを割っていません。

この3×3DMAに沿った強い上昇を、ディナポリ「スラスト」と呼んでいます。

そして、1/25からの下落で3×3DMAを下抜け、1.28537まで下落してきました(スラストの後、3×3DMAを一度抜けることをシングルペネトレーションといいます)。

強い上昇トレンドの後なので、いきなり下降トレンドに転換するのではなく、上昇トレンドの中の調整の可能性があります。

そこでディナポリ分析では、押し目のメドとして、フィボナッチリトレースメントの38.2%と61.8%を使います。

この38.2%と61.8%で囲まれたゾーンで、押し目をつけ、再度価格が上昇する可能性が高いと考えるのです。

つまり、38.2%下落した時点でロングでエントリーし、Stopを61.8%の下に置いておくというトレード手法になります。

61.8%を超えて下落する場合、売り手の力がかなり強いことが考えられ、下降トレンドへ転換する可能性も上がってくるので、ストップはエントリーと同時にしっかり入れておきます。

そして、思惑通り押し目をつけて上昇した場合ですが、利確のメドは、高値から押し安値への下落幅の61.8%になります(ここでも高値から押し安値へフィボナッチを引きます)。

本来、押し安値が確定するのは、レンジ上限である高値(この場合は1.32170)を超えた瞬間ですが、ディナポリは、レンジ上限がレジスタンスになる可能性を考慮し、安全に61.8%で利確を入れます。

僕はシングルぺネトレーションをエントリー基準にはしていませんが、参考程度に見るようにはしています。

現在、ちょうど上昇スラストの38.2%を超えて下落し、2/7に6日ぶりの陽線を出したところなので、ここが押し目になるのかどうか、注目して見ています。

 

AUDUSDは雲下抜けで下落トレンド本格化となるか!?

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左:AUDUSDの週足 右:AUDUSDの日足

AUDUSDは先週から注目してきました。

AUDUSDの週足は、12/4の高値0.73937と1/3の安値0.67991の中にあります。

フラッシュクラッシュの後は、3本のDMAの中で推移し、方向感がありませんが、先週の下落で、3本のDMAの下側に出てきました。

25×5DMAで上値を抑えられた格好になっています。

3本のDMAは収束していますし、まだレンジのど真ん中なので、週足でのエントリーはできませんが、環境認識だけはしておきます。

次に日足を見ると、2/6にそれまでのレンジ下限である1/29の安値0.71381を下抜け、現在はレンジ下限を試しにいっている状態です。

2/6の大きな下落の後は、雲の中に入ったことと、1/25安値が意識されて神経質な動きになっていますが、レンジを下方ブレイクしており、ダウ理論では下降トレンドに転換しています。

また、MACDはマイナス圏に入り、ストキャスティクスは大きく下落、RCIは3本とも下向きになっており、すこしずつ下落のサインが増えてきています。

今週、雲を下抜ければ、一目均衡表でも三役逆転となりそうで、今の状況ではベア目線で考えています。

最後に月足も紹介します。

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AUDUSDの月足

こちらは前に紹介したことがあるのですが、1月の下ヒゲでこれまで長く続いてきたレンジ下限の2016年1/15の安値0.68265を下抜けました。

月足レベルの転換なので、わずかな安値更新ですが、注目しています。

DMAも3本とも下向きで順番に並んでおり、再度0.68を割って、大きく下げる可能性も秘めています。

 

ドルスイスは本格上昇!?パリティめぐる攻防に注目!!

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USDCHFの日足

ドルスイスの日足は、6日連続で陽線が出た後、金曜日は少し下げて週を終えています。

チャートの形は、ローソク足は3本のDMAの上側で推移し、DMAは順番に並んで上向きとなっています。

一目均衡表の雲も上抜け、三役好転しました。

チャートの形だけで判断すると、大きく上昇してもおかしくないのですが、先週末の動きはパリティ(1.0000)が意識されたような動きでした。

なかなかパリティを明確に抜けて来ません。

ダウ理論に従って、Stopはレンジ下限である1/28の安値0.99055の下に置いてあるので、それまではブル目線でロングを継続していきます。

スワップもおいしいですしね!!

 

今週のトレード戦略まとめ

・ユーロドル・・・1.12892、1.12148のサポートに注目。割れたらショート。

・ポンドドル・・・様子見だが、押し目をつけた可能性あり。

・AUDUSD・・・ショート継続。0.70761のサポートと雲の下限に注目。

・ドルスイス・・・ロング継続。0.99055を割ったら撤退。