FX ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

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ダウ理論とディナポリでちゃんとチャート分析!

【今週のトレード戦略3/11~3/15】英議会採決でポンドは要注意!注目はAUDUSDとドルスイス!!

金曜日の米雇用統計は非農業部門雇用者数が+2.0万人と衝撃の結果になりました。

数年前ならスーパーナイアガラの滝がドカーンと出るところですが、今は雇用統計ではあまり動かなくなりましたね。

110.79まで下がるも、結局は111円台に戻して週を終えています。

さて、ファンダ面ではいろいろあった先週ですが、テクニカル面ではどうなっているのか、しっかり分析して今週のトレードに備えようと思います。

 

 

ドル円はレンジ内の値動き。レンジをどちらに抜いていくかが重要!

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USDJPYの日足

ドル円の日足は、3/5に112.135まで上がりましたが、その後は下げて黄緑色線のレンジ内の値動きになっています。

金曜日は大きく下げましたが、終値では7×5DMAにサポートされた形となりました。

今週は、7×5DMAを下抜けてレンジ下限を試す動きになるか、それとも再びレンジ上限を目指して上昇トレンド継続となるのかに注目です。

ロングしているポジションは、ダウ理論の原則通り、レンジ下限を割って転換したところで損切りたいと思います。

 

ユーロドルは木曜日の高値と安値に注目!!

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左:EURUSDの週足 右:EURUSDの日足

ユーロドルの週足は、先週レンジを下方ブレイクして、2/28の高値1.14192を上限とするレンジを形成中です。

日足で見ると、木曜日に大きな陰線が出ており、金曜日は木曜日の高値と安値を更新できず、ローソク足の中での値動きとなりました。

したがって今週はまず、木曜日の高値と安値のどちらを更新していくかが注目です。

日足のレンジは上限が1.14192、下限が(確定していませんが)1.11760でレンジ幅が広くなっています。

木曜日の安値を更新すればレンジが下方向にさらに拡大し、木曜日の高値を更新すればレンジ下限が1.11760で確定してレンジ内を上昇する動きになります。

ECB理事会でTLTROの導入が決まり、普通に考えれば下方向となりますが、何が起こるか分からないのが相場なので、値動きという真実だけをしっかりみて、トレードしていきたいと思います。

 

ポンドドルはレンジ下限に迫る。下抜ければ下降トレンドに転換となるがトレードする場面ではない。

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GBPUSDの日足

ポンドドルの日足は、黄緑色線のレンジ内の値動きですが、先週は大きく下げてレンジ下限に迫ってきました。

ここは2/14から2/27までの上昇の61.8%とも近く、一旦は押し目買いの目安となりそうですが、すでに3本のDMAの下側に出ており、1.2968を割れば下方向の圧力が強くなりそうです。

逆に、レンジ下限でサポートされて上昇すれば、MACDがプラス圏を維持し、ストキャスティクスがゴールデンクロス、RCIの短期線が上昇となりそうで、チャートは押し目買いの形を示すことになります。

今週はブレグジッドに向けた英下院の超重要な採決が3日連続で控えており、ポンドが大きく動く可能性があります。

チャートでは方向感がはっきりせず、ファンダ面では不安定要素が強いため、現時点での新規エントリーは控える場面だと思います。

 

AUDUSDは金曜日の高値と安値に注目!!

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AUDUSDの日足

AUDUSDの日足は、先週の水曜日にそれまでのレンジ下限を下抜け、現在は0.71977と0.70032のレンジ内での値動きです。

金曜日には0.70032まで下落しましたが、木曜日の高値も上抜けて0.70516まで上昇しています。

したがって、今週はまず、金曜日の高値と安値のどちらを更新するかが最初のポイントとなります。

高値を更新すると、レンジ内を調整する値動きになり、安値を更新するとレンジブレイクとなって、下降トレンドが継続します。

金曜日の陽線はそれほど大きいものではありませんが、値動きを考える上では重要な高値と安値を付けており、注目していきたいと思います。

 

ドルスイスは4か月ぶりの高値更新なるか!?レンジブレイクでロングします!!

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左:USDCHFの週足 右:USDCHFの日足

ドルスイスの週足は、黄緑色の大きなレンジ内にあります。

先週はレンジ上限をトライしましたが、ブレイクしていません。

今週は再度レンジ上限を試す動きになるかどうか、注目したいと思います。

日足では、木曜日に大きな陽線が出ました。

金曜日は陰線となりましたが、木曜日のローソク足の中での値動きで、方向感を見る上では意味をなしません。

今週は、木曜日の高値と安値のどちらを更新するかが最初のポイントです。

高値を更新すれば、11/13の高値1.01272を試す動きとなり、ここを上抜ければ週足レンジブレイクとなるので、ロングエントリーの準備をしておきたいと思います。

 

ユーロポンドは方向感を確かめる週。安値更新で0.83台を目指す!!

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左:EURGBPの週足 右:EURGBPの日足

ユーロポンドの週足は、先々週にレンジを下方ブレイクして、新たなレンジを形成中です。

先週は、2週前のローソク足の高値も安値も更新できず、いったん膠着しました。

今週は、英議会採決によって大きく動く可能性が高く、2週前の高値と安値のどちらを更新するかに注目したいと思います。

日足では、レンジの下方ブレイクを繰り返して下落してきましたが、金曜日は木曜日の高値を上抜け、7×5DMAも上抜いてきました。

3/5の高値0.86448も超えており、値動きの面では0.87276のレンジ上限へ向けて上昇する動きになっています。

保有しているショートポジションは、日足のレンジ上方ブレイクで損切ります。

逆に、レンジ下限を割っていけば売り増したいと思っています。

ポンドドル同様重要な週となるので、慎重にトレードしていきたいと思います。

 

今週のトレード戦略まとめ

・ドル円・・・ロング継続。110.35割れで損切り。

・ユーロドル・・・ショート継続。先週の木曜日の高値と安値に注目。

・ポンドドル・・・様子見。1.2968割れで下降トレンドに転換。

・AUDUSD・・・ショート継続。金曜日の高値と安値に注目。

・ドルスイス・・・1.0127越え(レンジ上方ブレイク)でロングエントリー。

・ユーロポンド・・・ショート継続。0.8529割れ(レンジ下方ブレイク)でショート追加。